動物病院と事業承継(その1) 病院の現状と気持ちの変化

以前より、

自分で立ち上げた動物病院を

誰かに譲ることを考えていた

 

動物病院を開業した当初は

 獣医師一人(自分)

 動物看護師一人

日に10件程度の診察

週に3件程度の手術

このぐらいだと5歳の娘の育児をしながら

余裕を持って動物病院の経営をできると思っていた。

 

7年後に法人化、

開業から20年たった今では

多い日には、60件以上

スタッフさん4名で切り盛りしても

てんてこ舞いの日も増えてきた。

 

年に4回は、

所属している会のセミナーに参加し

新しい知識を仕入れ

自分の病院で出来る事をセミナーの度に

ひとつでもふたつでも増やしていった。

 

そのおかげで

しっかりと飼い主さんに理解してもらえた上で

治療にあたれたと思う

 

やればやるほど結果がついてきた

患者さんの数も増え

診察、手術、セミナー受講、経営、雑務、etc.

ただただ、がむしゃらに働いていた

面白かった

 

しかしコロナ禍で、

ほとんどのセミナーが中止となり

ウエイブセミナーへと移行した

 

まるっきりのアナログ人間なので

人と人と向かい合っての会話と

画面ごしの会話

内容はともかく、苦手意識が優先した

 

しかし、今ではウェブセミナーにも慣れ

便利になったと感じるのだが...

 

コロナ禍では、

経営の成り立たなくなった業種もあったが、

動物病院ではペットを飼う人も増え

幸運にも収入の落ち込みもなかった

 

コロナ禍も過ぎ平常になったが

この数年で獣医医療のあり方が

変わったように思える

検査検査で診断をつけないと治療しない

(確定診断後の診察は基本だが)

検査に高額な費用をかける診療が

優先されているように感じた

 

一部のペットと飼い主さんは

置いてきぼりになっている様に思えた

 

セミナーを受けないと

日進月歩の医療においておいていかれるのだが

それに伴う、

機材機器の投資、スキルアップの勉強、診察、手術、経理雑務etc.

年齢を重ねるにつれ仕事づけの日々に

息苦しさを感じるようになった

 

後継者のいない動物病院の廃業

経営者である獣医師の病気や

亡くなった事による廃業など

県内でも、数軒の動物病院が

閉院したという話が耳に聞こえてきた

 

娘が獣医師以外の道を進み

さて、これから

この動物病院をどうするか?

あと何年この状態が続き

自分がどこまで出来るか?

若いスタッフさんのことを考えると

このままフィードアウトしていき

廃業という方向は考えたくなかった

 

その他にも

 

義母の認知症

義父の突然死

父の介護に暮れる母の姿

健康寿命と右膝の持病

 

考えさせられることが、次々と起こった

 

そんな折

旦那の知り合いの獣医さんが

病院見学にきたのだった

 

 

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動物病院の診察室から...

 

自分の病院と診察

毎日の動物の診察に追われて

ついつい

人間の病院へ行くのが後回しになりがち

 

今日も、飼い主さんから

「先生、目が赤いよ。血圧が高いのでは?」

と

 

右眼は早くから

白内障の手術を受け

眼内レンズを入れているため

眼の充血は少々ある

 

しばらくして

ベテラン受付スタッフからも

「先生、眼が赤いですよ!」

 

鏡を覗いて

ちょっとビックリ

 

右眼の右側の結膜に出血があり

真っ赤になっている

ホラー映画のように

 

しかし、右眼に違和感は無い

以前も出血したことがあったが

 

その時は、重い物を持った時だった

 

眼科で診察を受け

問題はなかった

 

今回もそうだと良いが

ひどくなる様だと

病院に行って診察を

うけるつもりではある
そうなると

動物病院を休診にして

病院に行かなければいけない

それが、ちょっと心苦しいのだが

 

日頃から

飼い主さんには

異常があれば

すぐに来て下さいと言っている手前

自分にもそれを実行しなければ

いけないだろうに

 

医者の不養生ならぬ

獣医師の不養生にならぬように

自分自身の健康管理

大事ですね

 

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動物病院の診察室から...

 

動物病院の休診日

年中無休の動物病院もあるが...

自分の動物病院は

獣医師が一人でやっている

休診日は必要だ

 

しかし

継続の患者さんや入院動物の世話で

休診日にも

何かしら仕事をしている事もあり

完全休日とならない事が多い

 

休診日の継続治療は

 

有効に休日を過ごしたいので

朝早く来てもらっている

 

もちろん自分一人で対応

スタッフさんはいない

 

準備、治療、片付け、会計

全て一人でやらなければならない

時間がかかる

スタッフさんのありがたみを

つくづく感じる時でもある

 

獣医師が複数人いる動物病院は

年中無休にしているところもあるが

交代で休日をとっているし

 

休日は必要

 

のんびりリフレッシュして

休日を過ごすことが

次のパフォーマンスに繋がると考える

 

数件の継続の患者さんの診察も終わった

 

さあ!

今日の休日は、何して過ごそうか

 

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動物病院の診察室から...

 

動物病院と設備と金銭感覚

動物病院を開業して今年で17年

 

動物病院を開業する時には

その設備費にいくらかけるか

頭の痛い思いだった

 

自分の病院を建てるとなると

土地、建物、設備機器、etc.

かけようと思えば、いくらでもかけられる

 

最初の設備を必要最低限に抑え

知り合いの先生から譲ってもらった機器

中古の機器で揃えてと

最小限のスタートだった

 

そして

軌道に乗ってから買い替えたり

新たな器械を導入した

 

それまで、月々の給料をもらい

その中でつつましく生活してきた者にとって

銀行から

今まで見たことないような金額のお金を

借りての動物病院の運営

 

ある程度の自信はあったが

開業当初はその資金繰りに不安が付きまとった

 

おかげさまで今まで

どうにか潰れずにやっていけているのだが

 

しかし...


その間に金銭感覚が変わってきた

 

なんといっても

医療機器の費用の高いこと

 

医療器械メーカーに

機器の見積もりを

持ってきてもらい注文する

 

麻酔器で何十万

モニターで何百万

エコーで何百万

 

何十万から数百万もの機器を

購入したり

買い替えたり

リースを組むことも度々だ

 

新車が買える金額の機器が

病院のいたるところに鎮座する

 

最初の頃は

 

こんな高い機器を購入しても

良いのだろうか?

 

と不安だった

 

しかし、最近では

 

良いものを買えば

より良い診察治療ができると

機器にすんなりと

投資ができるようになってきた

 

しかし、いったん仕事場を離れ

夕食の食材を買いにスーパーに行くと...

 

おっ今日は豆腐が安いから2丁買おう

 

さらには

 

値引きシールが貼ってある商品に

ついつい手が伸びている

 

 

生活費と仕事にかける費用の

金銭感覚の差に

苦笑している自分がそこにいる

 

 

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動物病院の診察室から...

 

利益と期末手当

自分の動物病院の決算月は

10月である

 

なぜ10月?

 

ちょっと中途半端なのでは?と思ったが

 

お世話になっている

会計事務所さんの都合もあって

この月に

 

フィラリア・ノミダニの最繁期が過ぎ

避妊去勢手術の手術が入り出す前の

今となっては

ベストタイミングの決算月だった

 

 

一年間働いてきた総決算

 

買い替えが必要な物

メンテナンスが必要な物は

計画的に経費として落とす

 

それでも

さらに利が出たら

スタッフさん達に

期末手当として出している

 

法人税として持っていかれるよりも

みんなで頑張ったご褒美

 

利益を、そのまま税金の対象としてみるか

みんなに分けて

スタッフさんの給料から間接的に

税金を払ってもらうか

 

給料の全てを

税金として持っていかれないので

スタッフさんとしては

嬉しいのではないだろうか?

 

そのかわり

利がでなければ期末手当は出ないよ

と言っている

 

おかげ様で

今まで全ての期で

期末手当をスタッフさんに

支払う事ができている

 

獣医師である自分だけでは

仕事は回らない

スタッフさんが、お互いの仕事を理解して

テキパキと動いてくれているため

上手く回っている

みんなも、頑張った分だけ

期末手当として返ってくるので

モチベーションアップになるのでは?

 

給料やボーナスを支払う時

みんなの嬉しそうな顔を見るのが

楽しみなのだが

みんなは結構クールに受け取っていく

 

もっと嬉しそうな顔をしてくれると

こちらも、さらに財布の紐も緩むのだが

 

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動物病院の診察室から...

 

 

 

 

ダメな自分を認めると、謙虚になれる

「50の手習い」ではないけど

50歳を過ぎてから、英会話を習っている

 

中学生の頃から

英語にはコンプレックスを持っていて

どうも苦手意識が抜けない

 

当然ながら、話すとなると

しっちゃかめっちゃかである

そんな、英語コンプレックスの塊が

今更ながら、英会話教室に通うことになった

 

外国の飼い主さんが来院して来た時のため

娘が、国際関係の大学に通っているため

外国語を習う事で、認知症の予防になるため

などが、主な理由

 

特に、娘が外国のボーイフレンドを連れて来た時に、英語でコミュニケーションがとれたらカッコいいのでは?という、不純な動機が1番にあった。しかし、娘にはその気配が無いのだが...

 

はじめてみると

いかに、英語が口からでてこない

全くもって文法も、しゃべるとなると

ぶっ飛んでしまう

 

英語の文章を読んだり

問題を解いたり

英語の文章を書いたりは

時間をかければ、なんとか出来るのだが

ヒアリングとスピーキングの

できないこと半端なし

 

しかも、若い時と違って

物覚えも悪くなっている

週一回の英会話教室では

進歩どこか、後退しているような状態

なんとも情けない

 

毎回のレッスンの後では

目いいいっぱい落ち込む

 

家に帰ると、

「どうだった?」と聞いてくる旦那の質問に

「今日も、上手く話せなかった

 英語で話すのって難しいね」

と、いつも同じ答え

 

今日も、できない自分に少々落ち込みながら

自宅に帰る道中で

 

ふと、思った...

日頃、動物病院では

先生、先生とおだてられ

偉そうな立場で仕事をしている

そんな立場ばかりだと

慢心してしまうかも知れない

 

そんな自分にできないものがあり

そんなダメな自分を認めると

謙虚になれるのではと...

実るほど、頭を垂れる稲穂かな

 

実るほどの実力もないのに

偉そうにならないように

 

今日も、英会話教室で

落ち込む自分でした

 

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動物病院の診察室から...

 

 

 

獣医さんとTwitter

最近、Twitterをよくみる

ちょっと暇つぶし

 

いろんな人が

色々なことをツイートしている

 

職業柄

獣医さんをフォローする事が増えてきた

 

動物病院の仕事

経営

スタッフの人間関係

様々な飼い主さん

 

そのつぶやきに目を通す

 

それらをみるにつけ

 

関心してしまう

 

みんな頑張っている

 

夜も手術をした

救急疾患を治療した

休みがない

徹夜の経過観察

セミナーの参加

 

それが、毎日ではないにしろ

いつ休んでいるのだろう?

とてもハードな生活をしているように思える

 

そんな

つぶやきに刺激をウケて

まだまだ、頑張ろうと思うこの頃である

 

 

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動物病院の診察室から...